カードローンで車を買ってはいけない！目的別ローンを利用すべき

カードローンは目的を限定しないフリーローンのため大変便利です。そこでそれなら何でもカードローンを使えば良いと考えてしまう人がいますが、銀行には利用する目的を限定したローンが用意されています。ではなぜ目的を限定していないフリーローンがあるのにこれ等の使う側からすれば目的が限定される使い勝手の悪いローンが存在しているのでしょうか。それはこれ等の目的別ローンはそれぞれに特徴がありその目的のために使いやすいようにできているからです。

目的別ローン

目的別ローンには住宅ローン、リフォームローン、教育ローン、マイカーローンなどのほか結婚資金などに利用できる多目的ローンと言うものが有ったりします。車を買うときのことを考えてみましょう。２００万円の車を買う場合５０万円を自己資金でまかない、残りをローンを借りて支払ったとします。カードローンでも１５０万円であれば利用限度額内に収まりますが、通常と言うか殆どの人は目的別ローンであるマイカーローンを利用します。これはなぜなのでしょうか。

金利が違う

１５０万円の借入となると返済はかなり長期になります。したがって多額の利息を支払わなければなりません。したがってなるべく金利が低い方が有利な訳です。ここでカードローンとマイカーローンを比べてみましょう。大手銀行の例を見ると、現在カードローンの金利は４．６％～１４．６％となっており、多くの場合は１４．６％が適用されます。これに対してマイカーローンの場合には現在３．９７５％となっており圧倒的にマイカーローンを利用した方が有利なのです。

目的別ローンのほうが有利

一般にフリーローンに比べて目的別ローンの方が有利な金利設定になっています。大雑把にいうと住宅ローンやマイカーローンなどの金利は低く、その次に多目的ローンが続き、フリーローンは最も金利の高い部類に位置付けられます。ですから利用できるのであればフリーローンであるカードローンを利用するよりも目的別ローン、たとえば車を買うのであればマイカーローンを利用した方が良い訳です。車を買う場合にはマイカーローンを扱う金融機関に相談しましょう。

販売店のローン

車を買う場合、販売店でローンを組むことがあります。この場合多くは信販系のローン会社と契約することになります。金利は概ね０％～１８％程度で場合によっては銀行よりも有利な場合もあります。ただし多くの場合完済するまでは車の所有権は自分のものになりません。この点では銀行のマイカーローンの方が優れています。いずれにしても販売店のいいなりになるのではなくフリーローンよりも金利が低く総返済額で比較して有利なものを選ぶようにしましょう。

審査は厳しい

当然ですが金利が低いということはこれらのローンの審査はカードローンよりも厳しくなります。このためマイカーローンが借りられないというような人も出てきます。そういう場合には、お金が溜まるまで待つか、どうしても欲しいという場合には大きな利息を覚悟してカードローンを利用するという方法があります。現在では以前の様にカードローンの金利もバカ高くはありませんから、返済に行き詰る事は少ないですが、まずは返済計画を時間をかけて立ててから利用するようにしましょう。