収入は有るが最近転職した！転職は審査に影響するのか

最近は転職する人は珍しくなくなって来ました。と言うよりも転職するのが普通になってきたと言っても良いかもしれません。このため転職して間もないころにカードローンを申し込みたいと考える人がいてもおかしくない訳です。しかしカードローンの審査を考えてみると安定収入と言う面が大きく評価の対象になっていますので、転職してしまうと現在の収入が安定しているのかどうかの評価も難しくなってきます。転職は審査にどう影響するのでしょうか。

勤続年数による申し込み制限は無い

カードローンの申込の規定を読んでみると分かりますが、通常は勤続年数で申し込みを制限していることは無い筈です。したがって転職直後であっても申し込みをすることは可能です。しかし申込書には勤続年数を書くのは普通ですから、審査の基準としては勤続年数を評価していることは間違いありません。現在の様に転職が一般的になってくると、何か別の基準を設けるべきなのですが、金融機関側から見ると勤続年数と言うのは安定収入の一つの指標として大きな意味があるのでしょう。

前年の年収が評価されない

まず問題なのは前年の年収の実績が転職によってリセットされてしまうということです。いくら前年大きな収入が有ったとしても、転職先で同じように収入が確保できるかは全く未知数だからです。このため年収は予想するしかありません。金融機関側にとっては大変不安に感じてもおかしなことではありません。この点から考えると少なくとも転職してから１年程度経過した後で、年収が確定してからでないと審査は厳しいと言って良いでしょう。

収入の安定性を示す必要がある

また転職直後だと月収についてもまだ安定的だと証明はできません。したがって申し込む際には、月収が安定していることを何らかの方法で証明する必要があります。しかしこれも勤務先が保証でもしない限り、給与明細程度しか書類は揃えられないため、安定性を示すまでにはいかず、この場合でもやはり１年程度給与をもらった後でなければ、審査では良い評価を得るのは難しいと考えて間違いはないでしょう。要するに金融機関は信用を小さくしか評価できないのです。

転職に付き纏う負のイメージ

転職というのはその人を高く評価して引き抜きに合うような場合と、会社が合わなくて移ったり、リストラに合ったりする場合の大きく２つの方向性があります。前者の場合には収入増が見込めますが、後者は全くの未知数で、多くの場合には収入減に繋がっています。特にバブル崩壊以後は転職と言えば後者のイメージがあり、実際数でいえば後者の方が多い訳ですから金融機関としても転職と言うものに負のイメージを感じざるを得ません。このためこれも原因して審査は更に厳しくなります。

対策は

そこで転職を考えている場合で、カードローンも使いたいというときには、転職前の職場にいる段階で申し込みをした方が確実に審査での評価は上がる筈です。それでも審査が通るという保証にはならない訳ですが、カードを作りやすいことは間違いありません。もし既に転職してしまっている場合には、１年程度は我慢して、年収を確定させ、収入の安定性を示せるようにしてから申し込みをするようにしましょう。頑張りどころかもしれませんね。